この記事にはネタバレを含みます。
『メフィスト 2018 VOL.1』に収録された北山猛邦先生の読切小説です。
ジャンルとしてはSF、あるいはミステリに当たります。
今作も北山先生が得意とする終末的世界観が発揮され、物語は異星人の侵略をベースに進んでいきます。序盤は展開に少し困惑しながら読んでいたのですが、『密室殺人』が出てきたあたりから非常に物語が面白くなってきます。終盤はまさしく怒涛で、全く予想のつかない展開が繰り広げられました。
最初は「どうなんだ?」と思っていましたが、読み終えてみると、なるほど北山猛邦作品だと感嘆してしまいました。かなり変化球ではありますが、こういう小説は好きでした。