積読と積みゲーの狭間で

ラノベブログになる予定だった何か。

ラノベのミステリ ミステリのラノベ

雑記:ラブコメ、戦記と語ったので今度はミステリ、推理ものについて語ろうというお話。 - 読樹庵

 

最近、自分のツイッターの観測範囲内で少し話題になっていた記事があったので、僕も乗っかってラノベのミステリの話したいね、と思って書いています。

別に記事の内容に特別肯定的なわけでも、かといって否定的なわけでもないです。

そんなことよりミステリの話しようぜ。

というわけで、オススメのラノベのミステリ(ミステリのラノベ?)を挙げていきます。

 

 

ミステリのラノベといえばみーまーの話を避けることはできません。1巻、2巻では華麗にミスリードを誘ってきますし、4・5巻では鮮やかな密室殺人の謎が解かれます。謎解きという魅力からは離れますが、500ページを超える8巻ではドタバタ群像劇ミステリーが楽しい作品です。

ミステリとしてフォーカスすると、物語が冗長すぎたり、雑音が大きい作品ですが、ミステリとしての様々な魅力を兼ね備えた作品です。

 

最悪探偵 (NOVEL 0)

最悪探偵 (NOVEL 0)

 

 

「この探偵、性格わるっ!」でおなじみの最悪探偵です。

現在99パーセント死んでいるノベルゼロですが、この作品を出してくれただけでもかなり満足です。あとは『ワールドエネミー』の続刊を出してから死んでください。

短編小説3つが収録されていますが、探偵の性格の悪さがにじみ出た1話「ベタベタなギミック」がシンプルで一番面白かったです。

観測範囲内では、後期クイーン問題を扱った3話「メタメタなトリック」も評判がいいので、そこも楽しみにしていただけるといいかもしれません。

 

天空城殺人事件 (MFブックス)

天空城殺人事件 (MFブックス)

  • 作者:八槻 翔
  • 発売日: 2018/02/24
  • メディア: 単行本
 

 

なぜかMFブックスで出てしまった作品です。どうせならエンターブレインで出した方がマシだったんじゃないかと思っているんですが、それはいい。

ベタなファンタジーの設定をシステマチックにして、上手くミステリに生かした作品だったと思います。

 

世界樹の棺 (星海社FICTIONS)

世界樹の棺 (星海社FICTIONS)

 

 

星海社のことなんて嫌い嫌い!大嫌い!な僕ですが、星海社出してくるミステリは高品質なラノベミステリなことが多いので、今日は矛を収めようと思います。

「ファンタジー×SF×ミステリー巨編!!」と書かれたのは嘘ではなく、非常に質の高いファンタジーSFミステリーでした(そんなジャンルがあるかは知らん)

最後の方の怒涛の展開等は好みが分かれるかもしれませんが、抜群にいいエンターテイメントであることは保証できます。

 

ダンガンロンパ霧切 1 (星海社FICTIONS)

ダンガンロンパ霧切 1 (星海社FICTIONS)

  • 作者:北山 猛邦
  • 発売日: 2013/09/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

そもそもノベライズってラノベなん?というのはこの際無視します。大人気ゲームダンガンロンパのV3の制作にも参加しているミステリ作家、北山猛邦本格ミステリです。

「物理の北山」と言われていることからもわかる通り、今作はガンガン物理トリックが飛んでくるシリーズです。中でも2巻のトリックは、今まで読んできたミステリの中でも1,2を争うぐらい好みだったので、是非そこまでは読んで欲しいです。

ダンガンロンパシリーズ自体もラノベ的な魅力を持った推理シリーズなので、精神的なダメージを受ける覚悟を持った人はプレイしましょう。

 

折原臨也と、夕焼けを (電撃文庫)

折原臨也と、夕焼けを (電撃文庫)

  • 作者:成田良悟
  • 発売日: 2015/07/10
  • メディア: 文庫
 

 デュラララ!の登場人物、折原臨也が主人公のライトノベルです。一言で言えばドタバタ群像劇ミステリーです。2巻のあらすじに書いてある通り、折原臨也は名探偵どころか、逆の存在ですが、最終的に事件が収まっている(?)のがこのシリーズの面白さだと思います。

ちなみに、デュラララ!は未読ですが、それでも楽しめました。

 

疲れたのでここからはAmazonのリンクと一言だけにします。

ラノベレーベルじゃないのも混ざっていますが、ラノベ的な魅力にあふれているので許してください。

 

名探偵は嘘をつかない

名探偵は嘘をつかない

  • 作者:阿津川 辰海
  • 発売日: 2017/06/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 逆転裁判好き向け。

 

この中に1人、妹がいる! (MF文庫J)
 

 そこに謎があればミステリー。

 

 

探偵・花咲太郎は閃かない (メディアワークス文庫)
 

 ここまで捻くれものが書いたであろうミステリーは中々見ない。

 

わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

  • 作者:小林 泰三
  • 発売日: 2017/06/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 小林泰三とゾンビを組み合わせるとこうなるライトノベル

 

NO推理、NO探偵? (講談社ノベルス)

NO推理、NO探偵? (講談社ノベルス)

 

 絶賛か激怒かというよりかは困惑している人が一番多かったけど、楽しめたよ。

 

 帯は読むな。

 

 ゾンビとミステリは相性がいい。

 

少年検閲官 (創元推理文庫)

少年検閲官 (創元推理文庫)

  • 作者:北山 猛邦
  • 発売日: 2013/08/22
  • メディア: 文庫
 

 

オルゴーリェンヌ (ミステリ・フロンティア)

オルゴーリェンヌ (ミステリ・フロンティア)

  • 作者:北山 猛邦
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 単行本
 

 同一シリーズ。ライトノベルというよりかは、むしろ児童小説寄り?

 

 

 超絶クール。