『メフィスト 2017 VOL.3』に掲載された北山猛邦先生の読切小説です。
一言で言えば「なんつーオチだ」って感じです。
西の果ての島には
恐ろしき伝説が残る
図書館があった。
主人公のペルが図書館の「司書」として西の果ての島に送られるところから物語が始まります。その後、彼は送られた島で幼馴染のヴィサスと出会い、彼女から「司書」の仕事を教えられ、ヴィサスと共に暮らしていきますが……というお話です。
序盤から中盤にかけてどこか怪奇的な展開が続く中で、ペルとヴィサスの関係が描かれていきます。不思議な設定やあるいは謎が並んでいるので、そこはまずミステリとして惹かれました。どういう感じで落とすんだろうな〜と思っていたら、かなり衝撃的なオチ。一瞬どういうことなのか理解できなかったのですが、調べればすぐにどういうことかわかりました。最終的に「なんだそれは……」と呟きたくなる内容ですね。
とりあえず衝撃的な話が好きな人にはオススメです。まあ、ちょっと賛否は分かれるでしょうけど……。